今回は犬の「しっぽ」について解説していきます。さて、みなさんは「プリっとしたお尻にブンブン左右に高速で振るしっぽ」これが大好物の事と思います。悶絶している飼い主さんを尻目に、愛犬が「気持ち」表しているのにお気づきでしょうか?まずはしっぽの基本的な事から解説を始めましょう。
なぜ「しっぽ」を振るのか?〜基本的な役割〜
まずは「しっぽ」の基本的な役割についてご紹介します。主に3つの役割があります。
- 重さによるバランスコントロール
走る時や方向転換するなど、下半身のバランスをとる役割。 - 感情や意思を伝えるコミニュケーションツール
しっぽの振り方や高さ、などで感情を表現しているので、愛犬との日々の観察や関わりを通して感情を読み取る事ができる。 - 防寒に使ったりすることもある
寒さを感じた時に体を丸めしっぽを体に巻き付け、体温を維持したり、鼻にかぶせるようにして冷たい空気を吸わないようにしたりします。
いかがですか?可愛いだけじゃなく愛犬にとっすごく重要な部分である事がわかりますね♪
「しっぽを振る=嬉しい」と単純な表現ではなく基本的な役割にもあるように、感情や意思を伝えるコミニュケーションツールとしても使われます。
そこで今回、しっぽの「振り方」「高さ」「速さ」の3つで、あなたの愛犬、今「こう思っているかも」というような可能性のある「感情」「気持ち」を紹介していきます。

写真提供:Adobe Stock
しっぽの「振り方」でわかること
この他にも、飼い主さんを見た時にしっぽが右寄りだとポジティブな感情を持っている説や知らない人や他の犬に警戒している時には左寄りになり、ネガティブな感情が出ている、などあるようです。
しっぽの「高さ」でわかること
しっぽの「速さ」でわかること

写真提供:Adobe Stock
しっぽだけで何かを判断するのはやめよう
ここまでしっぽの「振り方」「高さ」「速さ」について紹介しました。
特に『高速でブンブン振る』『足の間に巻き込んでいる』などは日常でもよく見かけますね!
他にもしっぽだけではなく「気持ち」を表している体の部分を紹介します。
- 耳(立てる、伏せる)
- 目(見つめる、そらす)
- 口(歯を見せていたり、口を開けて舌を出して早い息づかい)
- 体の姿勢(低くする、毛を逆立てる)
などあります。ここでは詳細はお伝えしませんが、もし気になる方は調べてみてくださいね♪
ここで注意していただきたいのが「しっぽの動きだけで何かを判断しない」です。
上記で上げた部分や食欲、その時の愛犬の状態を総合的に見て考えて判断してください。
例えば、「いつもご飯の時間はしっぽを上げて振りながら来て、よく食べるのに、今日はしっぽがダランと下がって、ご飯を食べてくれない」など、食欲としっぽの様子を見るといったような、飼い主さんの一つの判断材料として今回の「しっぽ」についてを認識して貰えればと思います。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございます。今回は「しっぽ」について解説、紹介していきました。基本的な役割からしっぽの「振り方」「高さ」「速さ」にしっぽだけで何かを判断しないということを理解してもらい、愛犬と飼い主さんの関係がより良いものになれば幸いです。
他にも巻き尾や元々のしっぽの形の違いによる、感情の読み取りにくさのある犬種がいたり。
「個体差」によるその子独特のしっぽの使い方があるということも覚えておくと良いでしょう。
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