今回ご紹介するのは犬の「耳」です。時にはピンッとしてしていたり、時には後ろを向いていたりして、色々と愛犬の表情が変わりとても愛くるしい印象を与えてくれますね!
そんな可愛いお耳ですが、実はその時々で「きもち」を表しているのをご存知ですか?「怖い」「安心している」「何かに興味がある」など犬は耳の形や向きを変えて、自分のきもちや周囲への反応を表現します。
今回「耳」について知ってただき、愛犬との日々のコミニュケーションに役立ててくださいね。
きもちの解説の前にまずは「耳」の役割を簡単に紹介します。
犬の「耳」ってちょー凄い!
ここでは専門的な表現は避けて、犬の「耳」の主な役割を3つ紹介します。
- 『聴覚』
・これが主な役割ですが、犬は人間よりもすごく広い範囲の音を聞き取れ、遠くの小さな音や、人間には聞こえないような高い音も察知できます。耳を色々な方向に動かすことで、音の発生源の位置を正確に特定する能力に優れています。これは狩をしていた頃の名残と言われています。 - 『バランス感覚』
・耳の奥に体のバランスをとるための器官があり、犬が走ったり、ジャンプしたり、頭を傾けたりする時に、体のバランスを保つのに役立っています。 - 『コミニュケーション』
・耳の動きは、犬の感情や意図を伝えるボディーランゲージの一つです。
ザックリと紹介してみました!もっと興味のある方はご自身で調べてみるのもいいですね。次項から『コミニュケーション』の耳の「動き」について解説していきます。
犬の耳の「動き」が表す「きもち」について

写真提供:Adobe Stock
注意!「耳」だけで何かを判断しないこと
犬の耳の「動き」で表される「きもち」を解説しましたが、ここで注意が必要なのが、例えば「耳がペタッと寝ているどこか悪いのかもしれない」とすぐに判断しないことです。すぐに判断して不安になるのではなく、他の部位(しっぽ、口元、目)や食欲など総合的に判断することが大事です。雷が怖い犬なら、雷が止んだらまた元気になるかもしれませんし、私達に人間には聞こえない、犬にストレスを与える音が(例、遠くでサイレンが聞こえるなど)聞こえている可能性がります。
私たち人間と同じように犬にも「個体差」というものがあります。「個体差=個性」のことです。好きな音、嫌いな音はその子その子で違うのでよく愛犬を観察してみましょう。この「個体差」について詳しく紹介したものがありますので興味のある方はぜひ読んでみてください。
本当に緊急な時に気付けるように、日々愛犬をよく観察し、色々なサインを見逃さないように他の部位や犬の事を調べるのも飼い主さんの役目と捉えましょう。今回ご紹介した内容が、何かを判断する一つの材料になれば幸いです。

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まとめ
いかがでしたでしょうか?犬の「耳」はただ可愛いだけじゃなかったんですね。今回紹介した「きもち」をいかして、愛犬がリラックスしている時には優しく撫で、少し後ろに引いたりペタッと寝かせている時には、優しく「大丈夫だよ」と声をかけてあげましょう。すると愛犬も飼い主さんが自分の気持ちを理解してくれている事がわかり嬉しく思ってくれるはずです。そういった日々の愛犬との絆を深める事に役立てば幸いです。
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