【初心者向け】愛犬とのキズナを深める！犬の「カーミングシグナル」の紹介

「ウチの子、何を考えているのかな？」
犬を飼っている方なら、こう思うのは愛犬との日々の中で何度も思うことでしょう。私たち人間は言葉で気持ちを伝える事ができますが、犬はそうではありません。でも、犬も私たちに一所懸命何かを伝えようとしています。そのサインを知るのが「カーミングシグナル」です。

カーミングシグナルとは、犬が自分自身を落ち着かせたり、飼い主さんや他の犬に「敵意はありませんよ」「落ち着いてくださいね」と伝えたりするためのボディーランゲージのことです。これを理解できるようになると、愛犬がどんな気持ちでいるのかが分かり、より深いコミニュケーションをとる事ができます。

今回は、代表的なカーミングシグナルをいくつかご紹介します。愛犬との暮らしがもっと豊かになるヒントになれば嬉しいです。

知っていて損はない！？代表的なカーミングシグナル
カーミングシグナルを読み取れるようなろう！
全体を見て判断しよう！
まとめ

知っていて損はない！？代表的なカーミングシグナル

犬が見せるカーミングシグナルはたくさんありますが、まずは代表的なものをいくつか覚えてみましょう。それぞれの仕草は、「犬がこんな気持ちかも知れませんよ」というサインです。

「あくび」
「眠いのかな？」と思うかも知れませんが、犬のあくびはそれだけではありません「ちょっと緊張するな」「どうしようかな」という少しストレスや不安を感じている。あるいは、自分自身や相手に対して「落ち着こうよ」と表現しているようです。もちろん眠いというサインの場合もあります。
「口の周りをペロペロ」
食後やリラックスしている時だけでなく、緊張や不安を感じているサインの事があります。「どうしたらいいんだろう？」「ちょっと困ったな」という気持ち。飼い主さんや相手がいる時には「あなたに従います」「争うつもりはありません」と服従や平和の意思表示をしている事があります。
「顔をそむける・視線をそらす」
相手からプレッシャーを感じたり、争いを避けたいときに、あえて視線を合わせなかったり、顔をそむけたりします。「あなたに敵意はありませんよ」「争いたくないです」という平和的なメッセージ伝え、争いを避けたり、気まずい状況や叱られている時などにも見られます。
「体をブルブル振る」
水に濡れたわけではないのに体をブルブルと振るときは、緊張やストレスをリセットしようとしている事が多いです。「フーッ、終わった！」と気分転換しているようですね。例えば、苦手な場所を通った後や、嫌だったことから解放された後によく見られます。
「ゆっくりとした動き」
普段よりゆっくりと動いたり、立ち止まったりするのもカーミングシグナルの一つです。「私は危険な存在じゃないですよ」「落ち着きましょうよ」と自分自身や相手を落ち着かせようとしている。相手に安心感を与えたい。と思っている時に見られるようです。
「地面のにおいを嗅ぐ」
これも「集中しているのかな？」と思うかも知れませんが、実はこれも緊張や不安を和らげたい。その場から気持ちをそらしたい、あるいは状況を回避したい。「今あなたと向き合う気分じゃないんだ」というサインの場合も。もちろん、純粋ににおい情報を集めている場合もあります。
「しっぽを振る」
しっぽを振るのは嬉しい時、というイメージが強いですが、実はしっぽの振り方や高さ、体の他のサインと組み合わせることで、さまざまな感情を表します。不安や緊張からしっぽを振ることもあります。「しっぽを振っているから大丈夫！」と安易に判断せず、他のサインも一緒に見てあげる事が大切です。