愛犬が夏の猛暑を乗り切るための対策5選

【健康・ケア】
写真提供:Adobe Stock

いや〜去年は暑かった!きっと今年も暑いでしょう!ということで、日本の夏は、人間にとっても厳しい季節ですが、愛犬にとっても熱中症のリスクが高まる非常に危険な時期です。

犬は人間のように汗をかくことができず、パンティング(ハァハァと息をすること)で体温調節を行うため、高温多湿な環境では体温が上昇しやすく、命に関わることもあります。

そこで今回は、愛犬が夏の猛暑を安全に乗り切るための効果的な対策を5つご紹介します。これらの対策を参考に、快適な夏を愛犬と一緒に過ごしましょう。

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1、散歩の時間帯と場所を工夫する

夏の散歩は、時間帯と場所選びが非常に重要です。

  • 早朝・夜間の涼しい時間帯に限定する
    日中のアスファルトは50℃以上になることもあり、犬の肉球にとっては非常に危険です。散歩は、地面が冷えている早朝(日の出直後など)や、日が沈んでから十分に涼しくなった夜間(20時以降など)に限定しましょう。
  • 日陰が多い場所を選ぶ
    公園の芝生や土の上、木陰が多い場所など、地面からの照り返しが少ない場所を選びましょう。可能であれば、涼しい時間帯に芝生で自由に遊ばせるなど、環境を工夫してあげるのも良いでしょう。
  • 短時間にする
    涼しい時間帯であっても、長時間の散歩は避け、愛犬の様子をよく観察しながら、無理のない範囲で短時間にとどめましょう。
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2、室内の温度・湿度管理を徹底する

愛犬が過ごす室内環境は、最も重要な熱中症対策の一つです。

  • エアコンを適切に利用する
    室温は25〜27℃を目安に、犬種や個体差に合わせて調整しましょう。特に留守番中は、エアコンをつけっぱなしにするなどして、室温が上がらないように注意が必要です。扇風機やサーキュレーターを併用することで、冷たい空気を循環させ、効率的に部屋全体を涼しく保つことができます。
  • 除湿を心がける
    湿度が高いと、犬は体温調節が難しくなります。エアコンの除湿機能や除湿機を活用し、湿度を50〜60%に保つよう心がけましょう。
  • 直射日光を防ぐ
    窓からの直射日光が当たらないように、遮光カーテンやすだれなどを活用しましょう。
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3、水分補給をこまめに行う

人間と同様、犬にとっても水分補給は非常に重要です。

  • 常に新鮮な水を供給する
    いつでも新鮮な水が飲めるようにしておきましょう。外出時には、携帯用の吸水器を持参し、こまめに水分補給をさせてあげましょう。
    注意!尿結石などの問題点から、ミネラルウォーターを与える場合は、「軟水」か確認してください。もし、この水のことを初めて知る方がいらっしゃれば、犬に与える水、についても調べてみてくださいね!
  • 水分の多い食事を検討する
    ドライフードにウェットフードを混ぜたり、手作り食に水分を多く含んだ食材を取り入れたりするのも効果的です。ただし、食事内容を変える際は、愛犬のアレルギーに配慮し、獣医さんと相談することをおすすめします。
  • 氷や冷たいおやつを活用する
    飲み水に少量の氷を入れたり、犬用のアイスやシャーベットを与えたりするのも、水分補給とクールダウンに役立ちます。
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4、クールグッズを上手に活用する

さまざまなクールグッズが市販されていますので、愛犬い合ったものを選んで活用しましょう。

  • クールベスト・クールバンダナ
    濡らして使うタイプや保冷剤を入れるタイプなどがあり、散歩時や室内のクールダウンに役立ちます。
  • クールマット
    寝る場所や休憩場所に敷くことで、体温の上昇を防ぎます。ジェルタイプやアルミタイプなどあります。
  • スプレーやウェットタオル
    散歩帰りや暑がっている時に、体を、濡らしたタオルで拭いてあげたり、クールダウン用のスプレーを使ったりするのも効果的です。ただし、濡らしすぎると体温が下がりすぎることもあるので注意が必要です。
  • 凍らせたペットボトル
    タオルで巻いて犬の近くに置いてあげるだけでも、冷たさを感じてクールダウンにつながります。

5、様子をこまめにチェックし、異変があればすぐに獣医へ

どんなに対策をしても、熱中症のリスクはゼロにはなりません。愛犬の様子を常に注意深く観察し、異変があればすぐに獣医さんに連絡することが最も重要です。

  • 熱中症のサインを知る
    夏場の散歩中やたくさん遊んだ後などに、激しいパンティング、よだれの増加、ぐったりしている、舌や歯茎が赤や紫に変色している、嘔吐、下痢、痙攣などの症状が見られたら、すぐに熱中症を疑いましょう。
  • 緊急時の対処法を学ぶ
    熱中症が疑われる場合は、すぐに涼しい場所に移動させ、体を冷やしながら(脇の下や股の付け根などを重点的に)病院へ連れて行きましょう。
  • 日頃から獣医さんと連携をとる
    かかりつけの獣医さんに、夏の過ごし方や注意点について、相談しておくのも良いでしょう。
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まとめ

毎年上がる気温や猛暑日の多さに憂鬱になりますが、夏はやってきます。愛犬が夏を快適に乗り切れるよう対策が不可欠です。散歩の時間帯や場所の工夫、室内の温度・湿度管理、こまめな水分補給、クールグッズの活用、そして何よりも愛犬の様子を常に観察しましょう。

この記事が、無事に飼い主さんと愛犬が、熱い夏を乗り切るための何かの役に立てば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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