犬の健康におすすめの果物5選と注意点

【健康・ケア】
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この世界にはたくさんの美味しい食べ物があります。愛犬にも美味しい食べ物に出会って欲しいものです。ですが、「何を与えたらいいのかな?」と思ったことはありませんか?それに、せっかく愛犬に食べさせるのなら健康に良いものを与えたいですよね。

今回は、犬の健康維持に役立つ、安全で美味しい果物を5つとその注意点を初心者の方にもわかりやすく紹介します。あなたの愛犬の新しいおやつが見つかるはずです!

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1、りんご(食物繊維とビタミンCの宝庫)

シャキシャキとした食感が魅力のりんごは、犬にも安心して与えられる果物の一つです。

なぜおすすめなの?

りんごには、腸の働きを助ける食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は、便秘の解消や腸内環境の改善に役立ち、お腹の調子を整えてくれます。また、体のサビを防ぐビタミンCも含まれており、免疫力の維持にも貢献します。

与え方のポイント
  • 必ず種と芯は取り除く!りんごの種には、犬にとって有害なシアン化合物が含まれている可能性があります。芯は消化しにくいので、必ず取り除いてください。
  • 皮は剥いてもいい!皮には食物繊維が豊富ですが、消化しにくいと感じる子や、農薬が気になる場合は剥いてあげましょう。
  • 小さく切って与える!丸呑みして喉に詰まらせないよう、愛犬の口の大きさに合わせて小さくカットしてあげましょう。

注意点
りんごは糖分も含まれているため、与えすぎは肥満の原因になります。また、喉に詰まらせないよう、必ず小さく切って与えましょう。

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2、バナナ(エネルギーと補給とカリウムが豊富)

手軽に与えやすいバナナは犬のおやつにもぴったりです。

なぜおすすめなの?

バナナは、消化吸収の良い炭水化物が豊富で、すぐにエネルギーに変わってくれます。散歩前や運動後のちょっとしたエネルギー補給に最適です。また、体内の水分バランスを整えるカリウムも豊富に含まれており、熱中症対策や、心臓の健康維持にも役立つと言われています。

与え方のポイント
  • 皮は剥いて与える!バナナの皮は消化しにくいため、必ず剥いてから与えましょう。
  • 少量ずつ与える!バナナも糖分が多いので、与えすぎは禁物です。薄切りにして少量ずつ与えるのがおすすめです。
  • 潰して与えるのもいい!食欲がない時や、老犬には、潰してペースト状にして与えても良いでしょう。

注意点
バナナは糖分が多く、与えすぎると肥満や下痢の原因になることがあります。特に、食物繊維が豊富なので、一度のにたくさん与えると軟便になる子もいます。

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3、スイカ(水分補給に最適)

夏場の水分補給に役立つスイカは、多くの犬が好む果物です。

なぜおすすめなの?

スイカの役90%は水分でできており、脱水症状を防ぐのに役立ちます。特に暑い時期には、愛犬の水分補給として重宝します。また、利尿作用のあるカリウムや、抗酸化作用のあるリコピンも含まれます。

与え方のポイント
  • 種と皮は必ず取り除く!スイカの種は消化不良の原因になり、皮は硬くて消化しにくく、喉に詰まらせる危険があります。必ずこれらを取り除いてから与えましょう。
  • 小さく切って与える!冷やしすぎず、常温に近い状態で、愛犬が食べやすい大きさにカットしてあげてください。
  • 与えすぎに注意!水分が多いため、与えすぎるとお腹が緩くなることがあります。

注意点
糖分も含まれているので、与えすぎは肥満の原因になります。あくまで水分補給と少量のおやつとして与えましょう。

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4、いちご(ビタミンCとポリフェノール)

見た目も可愛らしいいちごは、犬にも人気のある果物です。

なぜおすすめなの?

いちごには、抗酸化作用のあるビタミンCや、同じく抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれています。これらは、細胞の老化を防ぎ、免疫力を高める効果が期待できます。また食物繊維も含まれており、腸の健康にも役立ちます。

与え方のポイント
  • ヘタは取り除く!ヘタの部分は消化しにくいので、必ず取り除いてから与えましょう。
  • 丸ごと与えず、小さく切って!特に小さい子には、喉に詰まらせないよう小さくカットしてあげましょう。
  • 新鮮なものを少量!新鮮なものを選び、適量を与えるようにしてください。

注意点
いちごも糖分を含むため、与えすぎは避けましょう。また、農薬が気になる場合は、与える前によく洗ってください。

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5、ブルーベリー(アントシアニンで目の健康もサポート)

小さな粒の栄養がギュッと詰まったブルーベリーも、犬に与えられる果物です。

なぜおすすめなの?

ブルーべリーには、目の健康維持に役立つアントシアニンが豊富に含まれています。これは、視力の低下を防いだり、夜間の視力改善に良いと言われています。また、抗酸化作用のあるビタミンCやビタミンEも含まれています。

与え方のポイント
  • 少量ずつ与える!そのままでも与えられますが、小さい子には潰してあげても良いでしょう。
  • 新鮮なものか冷凍のもの!新鮮なものがない場合は、無糖の冷凍ブルーベリーも利用できます。
  • おやつとして少量!高価な果物なので、いつものフードのトッピングやおやつとして少量与えるのがおすすめです。

注意点
与えすぎると下痢の原因になることがあるので、適量を守りましょう。また、小さな粒なので、早食いの子は喉に詰まらせないよう注意してみていてあげてください。

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まとめ(果物はおやつ程度に、バランスが大切!)

今回ご紹介した果物は、犬の健康をサポートしてくれる素晴らしい食べ物です。しかし、これらの果物だけで必要な栄養素が全て取れるわけではありません。最も大切なのは「高品質な総合栄養食ドッグフードを主食とし、ご紹介した果物をおやつやご褒美として少量与える」というバランスです。

果物には糖分が多く含まれているため、与えすぎは肥満や糖尿病の原因にもなりかねません。愛犬の多重や活動量に合わせて、適切な量を与えるように心がけましょう。

新しい食べ物を試す際は、必ず少量から始め、愛犬の体調に変化がないかよく観察してください。もし異変があれば、すぐに与えるのを中止し、獣医さんに相談しましょう。

アレルギーについて少し補足
人間と同じように、犬にも食べ物によるアレルギーがあります。特に、初めて与える果物や食材は、注意深く様子を見てあげてください。

こんな症状が出たら要注意!

  • 体をしきりに掻く、舐める(特に口の周りや足先)
  • 皮膚が赤くなる、発疹がでる
  • 下痢や嘔吐をする
  • 顔が腫れる

もし上記のような症状が見られた場合は、すぐに与えるのをやめて、獣医さんに相談してください。愛犬の体質や、過去にアレルギー反応を起こした経験がある場合は、新しい食材を与える前にかかりつけの獣医さんに相談することをおすすめします。

長くなりましたが、この記事が愛犬の美味しい食べ物への出会いになれば幸いです。
読んでいただきありがとうございました。

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